舳艫千里
蒲江浦 御手洗家の歩み著者 御手洗 東洋
佐伯市蒲江浦と御手洗氏の1500年の歴史。大分県南端、リアス式海岸に面し風光明媚で知られる蒲江浦(現佐伯市)は、古くから海上交通の要衝である。瀬戸内水軍を出自とする清原姓御手洗氏は、戦国期にはこの地に移住し、兵農兼ね備えた豪族として土着。江戸期には代々大庄屋を勤めた。農漁業の振興や治政に尽くし、「蒲江八景」選定に関わるなど地方文化の発展にも寄与してきた御手洗家の歩みを、十六代当主の著者が貴重な所蔵史料(初公開)などを踏まえて詳述する。
著者略歴- 御手洗 東洋
ミタライ・トウヨウ