九州の一揆・打ちこわし

近世「世直し一揆」の実像。一揆や打ちこわしは、どのような社会的背景のもとに組織され、どのように展開されたのか。そして、百姓たちは自らの行動をいかに正当化したのか-。九州をフィールドとして、当時の記録と現地調査にもとづき、九州の民衆運動を大胆に捉え直した意欲的論考。「打ちこわしには近代性と異なる原理が認められる。当時の村落内部には、近代化を進める流れと反近代の流れが併存し、その対抗の中で打ちこわしは発生しており、近代化を進める階層への制裁が打ちこわしであった。〈徳〉の規範を揺るがし、共同体から抜き出ようとする庄屋・「徳人」を打ちこわす行為は、彼らを共同体から排除しようとするものでなく、〈徳〉の実施を強要する一時的な制裁であり、制裁の後はともに村の住民として居住していく(居住していかねばならない)。」(終章より)

著者略歴
宮崎 克則
ミヤザキ・カツノリ

九州の一揆・打ちこわし

A5判 上製/392頁
定価 6156円(本体5,700円)
ISBN 978-4-87415-707-7
C0021
2009年1月発行

キーワード:
カテゴリー: 歴史・民俗
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