慶応二年、第二次長州戦争は、幕藩体制終幕の序曲となった。譜代藩として時勢に背を向け、孤軍となって城まで自焼し長州軍と戦った小倉藩。その陣頭に立ち、藩への忠誠と武人としての面目を貫いた島村志津摩の激動の生涯。