なでしこと君に呼ばれて

なでしこの花よと我を呼びし君海中にひとり淋しからずや 婚約者の戦死、遺骨との結婚。そして医師を目指しての進学。夫への鎮魂と深い愛惜の想いを抱きながら生きた、自らの半生を綴る。
著者略歴
梅木 信子
ウメキ・ノブコ
大正9(1920)年2月5日、大分県臼杵市に生まれる。昭和12(1923)年、兵庫県加古川高等女学校卒業。昭和25(1950)年3月、東京女子医学専門学校卒業。昭和27年、医師資格取得。この年より浜松聖隷病院、信州大学精神科、東京女子医科大学・三神内科、同生理学教室を経て、医学博士取得。昭和35年、東京都日野市に内科・小児科を開業。平成20年、閉院し転居、現在に至る。著書に『死は易く生は難く候』(私家版)『なでしこと君に呼ばれて』(海鳥社)がある。
目次

第一章 私の生い立ち
第二章 運命の人、哀しみの賦
第三章 ポツダム医者
第四章 夢に生き、夢に死す
第五章 日々断章
梅木さんの志と一途さ—刊行に寄せて 原潔
あとがき
(一部抜粋)


なでしこと君に呼ばれて

四六判 上製/252頁
定価 1760円(本体1,600円)
ISBN 978-4-87415-862-3
C0095
2012年10月発行

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カテゴリー: 文学・記録