ときは木の愛を誓いて

ときは木の変はることなき緑もて君に捧げむわが真心ぞ 昭和18年10月22日、婚約者を乗せた粟田丸は撃沈され、婚約者は戦死・・・。亡き夫への鎮魂と深い愛惜の想いが歌として溢れていく。
著者略歴
梅木 信子
ウメキ・ノブコ
大正9(1920)年2月5日、大分県臼杵市に生まれる。昭和12(1923)年、兵庫県加古川高等女学校卒業。昭和25(1950)年3月、東京女子医学専門学校卒業。昭和27年、医師資格取得。この年より浜松聖隷病院、信州大学精神科、東京女子医科大学・三神内科、同生理学教室を経て、医学博士取得。昭和35年、東京都日野市に内科・小児科を開業。平成20年、閉院し転居、現在に至る。著書に『死は易く生は難く候』(私家版)『なでしこと君に呼ばれて』(海鳥社)がある。
目次

招集 昭和十七年六月
許嫁
戦艦長門へ
義父の死 昭和十八年四月二十四日
最後の上陸 昭和十八年九月十一日
最後の出航 昭和十八年十月二十日
戦死公報 昭和十八年十二月
刊行に寄せて 天児都
あとがき
(一部抜粋)


ときは木の愛を誓いて

四六判 上製/124頁
定価 1650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-87415-863-0
C0092
2012年10月発行

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カテゴリー: 詩・短歌・俳句