色定法師と源平の争乱

追悼 遺稿集
色定法師は、なぜ「一切経」を書写したのか。 1185年、平家は滅亡。2年後、色定法師は「一切経」の書写を始める。この色定法師の「一切経」書写の動機、目的、これを支えた綱首などの宋人や中世宗像を明らかにする。 97歳で生涯を終えた田村圓澄氏の最期の仕事。
著者略歴
田村 圓澄
タムラ・エンチョウ
目次

刊行によせて 川崎隆生

色定法師と源平の争乱
序説「一切経」の成立
一 色定法師と「一切経」
二 海神の三社
三 平氏と宗像氏
四 天照大神の出現 — 「歴史」のはじまり
五 仏教と「国家」
六 「大日本帝国」と仏教
七 色定法師の一筆書写「一切経」
八 色定法師の「道」と「世界」
結語 「中世」を救う色定法師
附録1 色定法師と一人一筆の「一切経」
附録2 色定法師と平清盛

追悼・田村圓澄先生
追悼・田村圓澄先生 川添昭二
田村圓澄先生を偲んで 宮家準
田村圓澄先生の人と業績 小田富士雄
田村圓澄先生を偲ぶ 佐伯弘次


色定法師と源平の争乱

四六判 並製/136頁
定価 1650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-87415-930-9
C0021
2015年2月発行

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カテゴリー: 歴史・民俗