緒方春朔

天然痘に挑んだ秋月藩医

聖医未だ病ざるを治す。古来、恐るべき感染力のため世界中で不治・悪魔の病気と恐れられてきた天然痘。ジェンナーの種痘法にさかのぼること6年、独自の種痘法を開発し、天然痘予防に尽くした緒方春朔の業績を明らかにする。

著者略歴
富田 英壽
トミタ・ヒデトシ
昭和12(1937)年、福岡市に生まれる。久留米大学医学部卒業、元久留米大学医学部講師。医学博士、日本医師会会員、日本医史学会会員。現在、医療法人富田耳鼻咽喉科医院理事長。朝倉市在住[著書]『その時どきに心をこめて』2004年。『梅は寒苦を経て清香を発す』2004年。『緒方春朔顕彰の歩み 春朔会記念誌』春朔会、 2005年。『種痘の祖 緒方春朔』西日本新聞社、2005年。『「ロータリーの理想と友愛」読本』2009年
目次


第十四代秋月黒田藩主 黒田長榮
緒方春朔の医療と天然痘
種痘成功までの足跡
緒方春朔の種痘
天然痘の予防法を広める
顕彰の軌跡
種痘の始祖、緒方春朔先生に学ぶ-「緒方春朔種痘成功二百年記念講演記録集」より
天然痘関係年表


緒方春朔

四六判 上製/266頁
定価 1980円(本体1,800円)
ISBN 978-4-87415-767-1
C0021
2010年3月発行

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カテゴリー: 歴史・民俗