運河堀川
四百年の歴史を語る著者 桟 比呂子
- 桟 比呂子
カケハシ・ヒロコ - 北九州市生まれ。劇作家。主な著書に『化石の街 カネミ油症事件』『男たちの遺書 山野炭鉱ガス爆発事件』(共に労働経済社),『メダリスト』(毎日新聞社),『うしろ姿のしぐれてゆくか 山頭火と近木圭之介』『求菩提山 私の修験ロード』『やさしい昭和の時間 劇作家伊馬春部』『評伝月形潔 北海道を拓いた福岡藩士』(以上海鳥社)など多数。
第一章 堀川開通前の洞海湾
堀川と洞ノ海/黒田長政の堀川策定/港の発展/水害と飢饉/堀川工事再開
第二章 堀川開通と日本近代化
堀川開通/堀川開通余波/筑豊炭鉱の揺籃/明治新時代へ/日本の近代化と石炭/急速な発展
第三章 石炭産業の光と影
八幡製鐵所/伊藤傳右衛門/三好徳松/水害と遠賀川改修工事/戦争と炭鉱/堀川に咲いた文学サークル/公害・鉱害
第四章 堀川の生活と風土
人々の暮らし/川筋気質/堀川の氏神/堀川怪異譚/堀川流れ太鼓
終 章