詩的メディア

鯨々 GEIGEI 2号

vol.2 December2019
詩人・文芸評論家の北川透と、詩人渡辺玄英らが中心となって結成された「鯨々同人会」による同人誌。 「これまでの〈もの書き〉としてのわが生涯は、同人誌活動によってこそ、支えられてきた」とする北川(「西日本新聞」2019年9月8日)と、若手の詩人らが生みだす新しい詩と評論への挑戦。
著者略歴
渡辺 玄英
ワタナベ・ゲンエイ
目次

【詩】
金糸雀          石松 佳
雲の峰          北川 透
No name         魚住珊瑚
クリーニング       鶯 奈日
窓            中原秀雪
詩の不自由展 その後   松本秀文
プール開き        竹中優子
美しい手紙/林檎(二編) 魚本藤子
その死が決められたとき  模土 靭
地霊           那須 香
Re(漂流(記       渡辺玄英
森に           山口賀代子

【連載評論・エッセイ】
誰もがいる場所 第二回谷川俊太郎「詩の本」(集英社)から  北川透
狂人語り・寓喩・異世界 第二回 芥川龍之介「河童」をめぐる三つの問い―(二)寓喩―  池上貴子
谷崎潤一郎論Ⅱ ―男性性の放棄と豊穣―  有澤裕紀子
贄としてのゴジラ 核の記憶と戦争の記憶2  渡辺玄英

【論考】
荒川洋治ノート 大衆文化と文体の革新  中原秀雪
案じる女と案じない女 芥川龍之介「玄鶴三房」  山口洋子
芥川から堀へ―受難の文法  奥野政元

【エッセイ】
「赤毛のアン」の言葉  魚本藤子


鯨々 GEIGEI 2号

A5判 並製/104頁
定価 880円(本体800円)
ISBN 978-4-86656-063-2
C0092
2019年12月発行

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カテゴリー: 詩・短歌・俳句