漢詩でめぐる九州戦国史

飫肥城趾で日向・伊東氏と薩摩・島津氏との戦いに思いを巡らし、筑前立花山城戦で大友軍と戦った毛利元就の悲運を思う……。 42編の漢詩とその題材に対する詳細な時代考察は、九州戦国の諸相を見事に描き出す。漢詩と一体となった初の歴史解説書。
著者略歴
吉永 正春
ヨシナガ・マサハル
1925年、東京に生まれる。門司・旧制豊国商業学校卒業。現在、戦国史家として執筆、講演活動に活躍。主な著書に『立花城興亡史』(西日本新聞社)、『九州戦国合戦記』『筑前戦国争乱』『九州戦国の武将たち』『九州のキリシタン大名』『増補改訂版 筑前戦国史』『筑後戦国史新装改訂版』(いずれも海鳥社)、共著に『エッセイで楽しむ日本の歴史』(文藝春秋)など、多数がある。2004年度福岡市文化賞、2009年度西日本文化賞を受賞する。
目次

訪亀丸城址/亀丸城址を訪う
岩剣山城/岩剣山城
島津日新/島津日新
展大内義隆墓/大内義隆の墓に展す
菊池義武/菊池義武
千倉峰懐古/千倉峰懐古
少弐氏滅亡/少弐氏滅亡
門司城址/門司城址
宝満城督高橋鑑種/宝満城督高橋鑑種
懐休松合戦/休松合戦を懐う
立花山/立花山
立花道雪/立花道雪
立飫肥城址/飫肥城址に立つ
懐肝付夫人お南の方/肝付夫人お南の方を懐う
題毛利卿立花城戦/毛利卿の立花城戦に題す
慶誾尼/慶誾尼
など一部抜粋


漢詩でめぐる九州戦国史

四六判 上製/216頁
定価 2420円(本体2,200円)
ISBN 978-4-87415-884-5
C0021
2013年5月発行

キーワード:
カテゴリー: 歴史・民俗