九州戦国の女たち

男たちが覇権を賭けて争った戦国時代。親子兄弟が相食むこの時代に女たちはいかに生きたのか。薩摩の国母・常磐、数奇な運命に弄ばれた異母姉妹・宗像菊姫とお色姫、信仰を貫いた大名夫人・松東院メンシア、大友宗麟の妻など過酷な戦国時代を生きた11人の女性たちを描く。

著者略歴
吉永 正春
ヨシナガ・マサハル
1925年、東京に生まれる。門司・旧制豊国商業学校卒業。現在、戦国史家として執筆、講演活動に活躍。主な著書に『立花城興亡史』(西日本新聞社)、『九州戦国合戦記』『筑前戦国争乱』『九州戦国の武将たち』『九州のキリシタン大名』『増補改訂版 筑前戦国史』『筑後戦国史新装改訂版』(いずれも海鳥社)、共著に『エッセイで楽しむ日本の歴史』(文藝春秋)など、多数がある。2004年度福岡市文化賞、2009年度西日本文化賞を受賞する。
目次

常盤
慶ギン
宗像菊姫とお色姫
宋雲尼
松東院メンシア
大友宗麟の妻
秀の前
吉岡妙林尼
立花ギン千代
豊前宇都宮氏滅亡と鶴姫
鍋島直茂の夫人・陽泰院
あとがき


九州戦国の女たち

A5判 上製/202頁
定価 1980円(本体1,800円)
ISBN 978-4-87415-794-7
C0021
2010年12月発行

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カテゴリー: 歴史・民俗