松下竜一の青春
著者 新木 安利
2005年6月17日に一周忌を迎えた、ノンフィクション作家・松下竜一の初の評伝。家族と自然を愛し、「いのちき」の中に詩を求め続けたがゆえに「濫訴の兵」たることも辞さず、反開発・非核・平和の市民運動に身を投じた、私小説的思想者・松下竜一の愛と闘い。詳細年譜「松下竜一とその時代」収録。30年にわたり身近に接してきた著者による評伝。
書評:「松下竜一の生き方を理に走らず、情に流されず、静かに優しく辿った評伝」鈴木耕(編集者) 著者略歴- 新木 安利
アラキ・ヤストシ 1949年、福岡県椎田町(現・築上町)に生まれる。北九州大学文学部英文学科卒業。元図書館司書。1975年から『草の根通信』の発送を手伝う。
【著書】『くじら』(私家版,1979年)、『宮沢賢治の冒険』(1995年)、『松下竜一の青春』(2005年)、『サークル村の磁場』(2011年)、『田中正造と松下竜一』(2017年)、『石原吉郎の位置』(2018年)、『石川啄木の過程』(2019年、いずれも海鳥社)
【編著書】 前田俊彦著『百姓は米を作らず田を作る』(海鳥社,2003年)、『勁き草の根 松下竜一追悼文集』、(草の根の会編・刊,2005年)『松下竜一未刊行著作集』全五巻(海鳥社,2008年~2009年)